キンカ高分子化学研修コース
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第18回キンカ高分子化学研修コース【オンライン】
高分子化学の実学を身につけさせたい上司、身につけたい新人に朗報。
研究者ネットワークづくりの絶好の機会です。
【PDF版プログラム】
主催 | 近畿化学協会 |
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協賛 | 日本化学会近畿支部、高分子学会関西支部、繊維学会、日本接着学会 化学工学会関西支部、有機合成化学協会関西支部、大阪工研協会 |
キンカの面倒見のよさを生かした企画です。就職して、高分子の研究や製造業務に携わることになった新社会人や、製造現場にかかわりを持つ経験者で高分子化学を再度概観されたい方を対象としています。大学でも企業でも教えられない「高分子の実学の基礎」をわかりやすく伝授する、ひと味違った講習会です。企業では多くの研究者が高分子に携わっているのに、就職してすぐに役立つ基礎知識についてはほとんど学べていないのが実態です。企業研修プログラムとしても利用していただけ、この研修をきっかけにして高分子化学のセンスと実学を効率よく身につけてください。
今回は新型コロナウイルスの感染症の対策として対面での開催は避け、WEB配信(オンライン配信)にて開催させていただくことになりました。奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
日時 | 2022年 3月 7日(月)10:00 ~ 16:50 |
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開催手段 | オンライン(「Zoom」によるライブ配信 ) |
プログラム
1. 高分子の概論と合成~基礎と最先端合成技術(10:00~11:00)
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 教授 中 建介 氏
近年の多様なモノマーを用いた精密重合法の発展によって、末端基、分子量および立体構造が高度に制御された優れた機能をもつ高分子の合成が可能となっており、これら高分子を用いた光学材料、電子材料、磁性材料や医用材料などが次々と開発されている。本講演では包括的に最先端の高分子合成技術を知り、自らの研究や材料開発に取り入れられそうな高分子材料に関するヒントを得られることを目的とする。
2. 高分子の製造技術~重合反応装置における攪拌と混合(11:10~12:10)
住友重機械プロセス機器(株)技術グループ グループリーダー 竹中 克英 氏
攪拌型の重合反応装置は、ポリマー製造プロセスにおけるプラント全体の心臓部として使用されるケースが多い。本講演では、重合反応装置の選定および設計に関する基本的な考え方について説明し、あわせて最近の開発動向を紹介する。
3. 高分子材料の変形と流動 ~レオロジー入門(13:30~14:30)
滋賀県立大学工学部材料科学科 教授 徳満 勝久 氏
高分子材料を様々な産業用途で利用するには、その変形と流動の特性を正確に把握し理解することが大切である。そのためには「レオロジー」に関する理解は必須であるものの、レオロジーは非常に難解で“取っつきにくい”とも言われている。本講では「レオロジー入門」と題して、その基礎を理解し、さらには実用途に応用するための基礎について解説する。
4. 高分子材料の成形加工品の評価~ユーザーから見れば(14:40~15:40)
大阪ガス(株)イノベーション推進部 オープンイノベーション室長 樋口 裕思 氏
様々な方法で加工された成形品を、実際に使用する立場(ユーザーサイド)から評価し、その成形品の品質を管理する方法を、「環境応力割れ」を例に紹介します。そして、得られた評価結果を、材料の選定基準の見直しや成形方法へのフィードバック、および成形形状の変更などに反映する取り組み事例を紹介します。
5. 研究開発と事業化~機能性ポリマーの企業化例を通じて(15:50~16:50)
(株)日本触媒 チーフテクノロジーマネージャー 上田 賢一 氏
自身の研究テーマが事業化され、自社の利益に貢献し広く産業界の反映に寄与することは、企業研究者にとってこの上ない喜びであろう。演者自身が機能性ポリマー研究において事業化した開発事例や、幾つかの事業化案件を紹介し、事業化に結びつく研究開発について解説する。今後、ご自身の研究の企業化を目指す皆さんにとって、少しでも役立てば幸いである。
定 員 | 70名(定員に達し次第締切) |
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参加費 | 主催・協賛団体会員22,000円、会員外33,000円(テキスト・消費税含む) |
申込方法 | 【Web参加申込フォーム】からお申込み下さい。
*参加費の送金は、銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441 一般社団法人近畿化学協会)、郵便振替(00930-5-64179 一般社団法人近畿化学協会)のいずれかをご利用ください。(振込手数料は各自ご負担願います。) |
注意事項 | ※オンライン配信ツールは「Zoom」を利用します。 ※パソコン・タブレット等、聴講(受信)に必要な機材や設備は各自でご準備ください。 ※オンラインにより配信される講演内容の著作権は発表者に帰属します。講演の録画・録音は固く禁止します。許可なく資料を録画・録音して第三者への譲渡、無断でSNS等に公開すること、2名以上で同時に視聴することはご遠慮下さい。これらの行為を発見した時は、接続を強制的に切断させていただくことがあります。 |
申込・問合先 | 一般社団法人 近畿化学協会 「キンカ高分子化学研修コース」 係 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センター6階 TEL.06-6441-5531/FAX.06-6443-6685/E-mail:seminar(atmark)kinka.or.jp |